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家づくりコラム

2022年07月02日

吹き抜けを作ると寒い?北海道の住宅を暖かくするポイントも解説

main (1).jpg吹き抜けは寒いというイメージがありますが、北海道でも住宅に取り入れることが可能です。リビングや玄関などに吹き抜けを作る際に注意したいポイントや、住宅を暖かくするために意識したいコツについてまとめました。ぜひ参考にしてください。



寒い北海道の住宅でも吹き抜けは作れる

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吹き抜けを作ると、空間が縦に広がるため、圧迫感がなくなり広々とした印象に仕上がります。その一方で、暖かい空気は上昇する性質を持つため、部屋自体が冷えて過ごしにくくなることも少なくありません。


しかし、壁や床などの資材や暖房方法を工夫することで、暖かい空間を維持することは可能です。底冷えが激しい北海道の冬も、工夫次第では快適に乗り切れます。



住宅に吹き抜けをつくる4つのメリット

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吹き抜けは、住宅に必要不可欠な要素ではありません。吹き抜けを作るかどうか迷ったときは、まずは吹き抜けのメリットに注目してみましょう。主なメリットとしては、次の4つが挙げられます。


  1. 家の中が明るくなる

  2. 家族の距離感が縮まる

  3. 住宅のおしゃれ度がアップする

  4. 開放感の高い住宅に仕上がる


それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。


1.家の中が明るくなる

天井が高くなることで、家の中が明るくなります。例えば、玄関に窓を作れないときには、玄関回りの空間が暗くなるかもしれません。しかし、玄関に吹き抜けを作れば、2階部分の高い位置に窓を設けて採光することが可能になります。また、圧迫感もなくなり、明るく快適な玄関空間に仕上がるでしょう。


リビングに吹き抜けを作るときも同様です。例えば、隣家との距離が近く、あまり窓を開けられない場合でも、吹き抜けを作って階上部分から採光するようにすることで、リビングを明るくできることがあります。


狭小住宅の採光問題も吹き抜けで解決

狭小住宅は、採光が問題になることが多いです。敷地が狭いため、庭を減らして最大限に住宅を建てて生活スペースを確保しますが、隣家との距離が短くなる分、屋内が暗くなってしまうでしょう。


しかし、吹き抜けを作って高い位置に窓を設ければ、特に暗くなりがちな一階部分も採光を確保することができます。狭小住宅では床面積を広くすることに注目しがちですが、採光にも注目し、吹き抜けや天窓も検討してみましょう。


2.家族の距離感が縮まる

吹き抜けを作ることで、異なる階の気配を感じ取れるようになります。例えばリビングに吹き抜けを作れば、吹き抜け部分に接する部屋や廊下にいる家族を感じ、距離感が縮まるかもしれません。


また、雰囲気だけでなく空気も共有できるようになります。リビングに冷房や暖房をつけておけば、快適な空気が異なる階にも移動するため、屋内の温度差が軽減するでしょう。


3.住宅のおしゃれ度がアップする

吹き抜けがあるだけで、住宅のおしゃれ度が格段にアップします。広々とした空間が室内の圧迫感を取り去り、開放的でモダンな印象を高めてくれるでしょう。


例えば、おしゃれなアイテムとして人気のシーリングファンも、通常のリビングに取り付けると圧迫感を与えることがあります。しかし、吹き抜け部分にシーリングファンを取り付ければ、圧迫感がないだけでなく、空気を適度に循環させ、熱効率を高める効果も期待できるでしょう。


4.開放感の高い住宅に仕上がる

床面積が広くても、開放感のある住宅に仕上がるとは限りません。一つひとつのスペースに十分な空間、つまり高さを確保することで、開放感のある住宅にすることができるでしょう。


吹き抜けを作ると空間に高さが生まれ、開放感と余裕のあるスペースが完成します。暮らしやすさにこだわるのであれば、広さだけでなく高さにもこだわってみてはいかがでしょうか。



北海道の住宅に吹き抜けを作る際のポイント

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寒い期間が長い北海道の住宅は、寒さ対策を十分にすることが不可欠です。北海道の住宅に吹き抜けを作る際には、次の4つのポイントに留意しましょう。


  • 断熱性能が高い住宅にする

  • 天井部分に断熱性能の高い窓を取り付ける

  • 天井にシーリングファンを取り付ける

  • 床暖房で足元から暖める


それぞれのポイントについて詳しく解説します。


断熱性能が高い住宅にする

住宅を建てるときは、壁や床、天井などの資材はすべて断熱性能の高いものを選ぶようにしましょう。また、窓はペアガラスを採用し、窓から暖気が逃げていかないようにします。


住宅の断熱性能を高めると、室温と体感温度の差が短縮されるため、エアコンの設定温度を低くすることが可能です。また、光熱費を削減できるだけでなく、快適性も高まるというメリットがあります。


天井部分に断熱性能の高い窓を取り付ける

窓は暖気が逃げる場所でもあるため、暖かさをキープすることを重視するのであれば、窓を取り付けないという選択肢もあります。しかし、吹き抜けの良さは、高い位置から採光できて屋内に明るさと開放感をもたらすことにもあるため、窓は取り付けるほうが良いでしょう。


ペアガラスなどの断熱性能の高いものを選択することで、窓から暖気を逃げにくくすることができます。また、天井部分に窓を配置することで、太陽光による熱を取り込みやすくしておきましょう。


ロールスクリーンでさらに断熱性を高める

天井部分に窓を取り付けると、日中は暖かい太陽光を取り込みやすくなりますが、夜は寒い外気が窓を冷やし、窓に触れた屋内の空気も冷やしてしまうというデメリットがあります。天井部分の窓にはロールスクリーンを取り付け、夜間はスクリーンを下ろして、外気で冷えた窓が屋内の空気を冷やさないようにしておきましょう。


ロールスクリーンがあることで、夏場の過ごしやすさも向上できます。室温が高くなりがちな日中はロールスクリーンを下ろし、太陽光が入らないように調整しましょう。また、こまめに天井部分の窓を開けることで、天井付近に溜まった熱い空気を外に逃がし、冷房効率を高めることもできます。


天井にシーリングファンを取り付ける

天井にシーリングファンを取り付けると、室内の空気が循環しやすくなり、温度差が生じにくくなります。冬場は暖かい空気が上方に溜まって1階部分は冷えがちですが、シーリングファンによって空気を循環させれば、1階部分も暖かさをキープできるでしょう。


また、夏場は熱気が上方に溜まるため、2階以上は冷房が効きにくくなることがあります。シーリングファンで空気を循環させ、2階以上の部分にも涼しい空気が届くようにしましょう。


床暖房で足元から暖める

暖かい空気は上方に行くため、特に冬場は足元が冷えやすくなります。吹き抜けを作ると特に1階部分が冷えるので、足元から暖めるためにも床暖房の導入を検討しましょう。


床暖房とエアコンによる暖房、シーリングファンを組み合わせれば、室温の差がなくなり、より快適に過ごすことができます。また、床暖房のない空間には電気カーペットなども導入し、足元から暖めることを意識しましょう。




寒くない吹き抜けは可能!ぜひご相談ください

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屋根や床の資材、窓、床暖房などを工夫することで、吹き抜けのある住宅も暖かさをキープすることができます。北海道にお住まいの方も、吹き抜けでおしゃれと快適さの両立を目指してみましょう。


寒くない吹き抜けのある住宅をご希望の方は、ぜひインゾーネにご相談ください。豊富な実績と経験を基に、お客様のご希望を叶える住宅をご提案いたします。




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