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家づくりコラム

2022年08月06日

【新築のフローリングの選び方】種類や色、トラブル対応について解説

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新築のフローリングを選ぶときに知っておきたいポイントをまとめました。フローリングの種類ごとのメリットやデメリット、色の選び方、隙間や傷が生じたときの対応について解説するので、ぜひ参考にしてください。


【新築フローリング】種類ごとの特徴と選び方


床材には、フローリングやフロアタイル、カーペット、クッションフロア、畳などのさまざまな種類があります。新築住宅に使われることが多い床材としては、フローリングを挙げることができるでしょう。木のぬくもりを感じることができるだけでなく、木材の家具との相性も良く、新築住宅をより美しく見せてくれる素材です。


フローリングの主な種類としては、次の3つがあります。


  • 無垢(むく)フローリング

  • 複合フローリング

  • 挽板(ひきいた)フローリング


それぞれの特徴や選び方について見ていきましょう。


無垢フローリング

無垢フローリングとは、天然木材から作った一枚板のフローリングです。ナチュラルな風合いだけでなく、天然木材ならではの暖かみ、柔らかさ、良い香りも特徴といえるでしょう。


自然な木目がアクセントとなり、変化に富んだ空間に仕上げる点も無垢フローリングの魅力です。無垢フローリングは調湿機能があり、湿度が高いときには吸湿、湿度が低いときには水分を放出することができます。


しかし、湿度が高すぎるときには膨張したり、極度の乾燥状態では隙間が空いたりすることもあるので注意が必要です。また、柔らかいために傷つきやすく、経年により見た目も古びてしまうことがある点も、無垢フローリングならではのデメリットといえます。


複合フローリング

複合フローリングとは、ベースとなる合板に薄い天然木材を貼って仕上げたフローリングです。天然木材が薄いため、無垢フローリングのような調湿機能はありませんが、その分、形状が安定し、加工しやすいという特徴があります。


また、合板に貼る天然木材にも加工を施したものが多くあり、カラーが豊富でバラエティに富んだフローリングが多いです。傷つきにくいものや防汚加工されているもの、防音性や防アレルギー性が高いものなどもあります。


挽板フローリング

挽板フローリングとは、複合フローリングの上に薄い天然木材を重ねたフローリングを指します。無垢フローリングと変わらない色味や質感を表現でき、なおかつある程度の調湿機能がありつつも、膨張しすぎることや大きな隙間が生じることも少ない素材です。つまり、無垢フローリングと複合フローリングの良いところをかけ合わせた素材といえます。


挽板フローリングは、床暖房に対応しているものも少なくありません。床暖房による暖かみと天然木材の柔らかさを同時に楽しみたい方も、挽板フローリングを選択肢として検討できるでしょう。



【新築フローリング】色ごとの特徴と選び方

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新築住宅でフローリングを選ぶときは、種類だけでなく色にも注目してみましょう。フローリングは面積が広いため、色が少し異なるだけでも空間全体の印象が変わります。フローリングで一般的な白・アイボリーの淡色、黒・ダークブラウンの濃色、そして中間色の3つに分けて、色ごとの特徴や選び方について見ていきましょう。


白・アイボリー

白やアイボリーなどの淡色のフローリングを選ぶと、部屋全体が明るく、すっきりとした印象になります。また、白いほこりが目立ちにくくなるだけでなく、広く見えるという効果もあるため、リビングなどの出入りが多く、なおかつ人が集まる場所に適した選択といえるでしょう。


また家具を合わせやすい点も、白やアイボリーなどの淡色フローリングの特徴です。色々なテイストやカラーの家具を同一空間に配置する場合でも、床が淡色であればしっくりと馴染みやすくなります。


注意したいポイントとしては、髪の毛や土などの黒いもの・汚れは目立つため、こまめな掃除が欠かせない点が挙げられるでしょう。また、色褪せしやすいため、適度に張り替えることが必要です。


フローリングの色味を決めるときには、壁や天井とのバランスも考慮しましょう。壁や天井も淡色や白色であれば、より統一感があり、空間が広く見えます。


黒・ダークブラウン

黒やダークブラウンなどの濃色のフローリングを選ぶと、部屋全体がスタイリッシュで高級感のある印象になります。また、髪の毛などが落ちても目立ちにくく、少々掃除の間隔が空いても汚れて見えにくい点も特徴です。


その一方で、白いほこりは目立つため、モップなどでこまめに拭くようにしましょう。また採光が十分でない部屋の床として濃色を選ぶと、より部屋が暗く、狭く見えてしまう恐れがあります。


家具の色味が限定される点も、黒やダークブラウンなどの濃色フローリングの特徴です。淡い色の家具は基本的にはしっくりと馴染まないため、ウォールナットなどの濃い色の家具でまとめるようにしましょう。


中間色

ライトブラウンやライトグレーなどの中間色のフローリングを選ぶと、部屋全体がナチュラルで暖かみのある印象になります。また、ほこりや髪の毛なども目立ちにくく、部屋が清潔に見えやすい点も特徴です。


家具やカーテン、壁、天井などの色味もあまり選ばないため、自由度の高い組み合わせを楽しむことができます。ただし、中間色のフローリングを選ぶと空間に高級感が出にくいため、家具にこだわる方やスタイリッシュな部屋づくりを目指す方には物足りないかもしれません。


フローリングについて知っておきたい3つのこと


床材としてフローリングを選ぶ前に、次の3点を押さえておきましょう。


  1. 無垢フローリングは隙間が生じやすい

  2. 傷をつけたくない場所は事前対策をする

  3. 水回りはフローリングにも濡れ対策が必要


それぞれのポイントについて解説します。


1.無垢フローリングは隙間が生じやすい

無垢フローリングは乾燥すると縮むため、隙間が生じやすいです。使っていくうちにある程度伸び縮みが落ち着くので、隙間を埋める必要はありません。しかし、何年経っても乾燥する季節になると大きな隙間が生じるときには、工務店などに相談して張り替えることも検討してみましょう。


2.傷をつけたくない場所は事前対策をする

天然の味わいが魅力の無垢フローリングですが、傷がつきやすい点には注意が必要です。玄関やリビングの入口など、人目につきやすい場所は、傷がつく前にラグを敷いたり、コーティングをしたりなどの対策をしておきましょう。傷がつくとその部分に汚れが入り込み、より一層古びて見えてしまう恐れがあります。


ワックスよりコーティングが長持ちする

ワックスをかけることでもフローリングを保護することが可能です。しかし、ワックスは半年に一度は塗り直す必要があるため、手間がかかるという難点があります。


より長く保護効果を期待するなら、コーティングを検討しましょう。コーティングは一度加工すれば5~30年程度は保護効果が継続するため、手間がかかりません。


なお、コーティングには、UVコーティング、ガラスコーティング、シリコンコーティングなどの種類があります。保護効果の長さで選ぶなら、UVコーティングがおすすめです。また施工後乾燥するまでの時間も短く、短期間で加工が終わるのもUVコーティングの特徴となります。


3.水回りはフローリングにも濡れ対策が必要

フローリングは木材でできているため、水に濡れると膨張し、変形してしまいます。キッチンや洗面所などの水回りにフローリングを使うときは、防水加工のあるコーティングなどをしておきましょう。

フローリングについてぜひご相談ください

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フローリングは家の印象を決める大切な要素です。理想の住宅を実現するためにも、ぜひインゾーネにご相談ください。家具やカーテンとのコーディネートも考慮した、素敵なフローリングをご提案いたします。

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