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家づくりコラム

2022年11月19日

広い家は後悔する?住んでみて後悔する5つの原因と広さの目安を解説


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広い家は暮らしやすそうですが、後悔することもあります。よくあるデメリットを紹介するので、家の広さを決めるときの参考にしてください。また、家の広さを決めるポイントや広い家の目安についても紹介します。



目次

広い家は後悔する?住んでみて感じる5つのデメリットとは

 1.土地代や建築費が高い

 2.光熱費が高い

 3.掃除が大変

 4.修繕費が高い

 5.使っていない部屋がある

広い家の広さの目安

 首都圏の家の広さ

 北海道の家の広さ

家の広さを決める際のポイント

 人数

 間取り

後悔しないためにも必要な家の広さを知っておこう



広い家は後悔する?住んでみて感じる5つのデメリットとは


家が広いと、余裕のある生活を楽しめそうです。広いリビング、大容量の収納スペース、お客様をもてなせるほどの広い個室なども夢ではありません。


しかし、広い家にしたことで後悔するケースもあります。よくある後悔ポイントとしては、次のものが挙げられます。


  1. 土地代や建築費が高い

  2. 光熱費が高い

  3. 掃除が大変

  4. 修繕費が高い

  5. 使っていない部屋がある


それぞれのポイントについて具体的に見ていきましょう。


1.土地代や建築費が高い

広い家を建てるには、広い土地が必要です。これから土地を購入する場合であれば、土地代がかさんでしまい、建築費の予算が減ってしまうかもしれません。


また、すでに土地がある場合でも、大きな家を建てるには高額な建築費がかかります。建築費が高すぎて、カーテンや照明器具、家具、家電などの予算を削ることにもなりかねません。


2.光熱費が高い

大きい家は外気に触れる表面積が広いため、熱が外に逃げやすくなり、光熱費が高くなってしまいます。また、空間が広いために空調が効きにくいことも、光熱費が高くなる原因の1つです。


部屋が多いと、家電や照明器具の数も比例して増えます。家族がそれぞれ別の部屋で過ごすことも増えるので、さらに光熱費が高くなるでしょう。


3.掃除が大変

家が広ければ広いほど、掃除をする箇所も増えます。毎日掃除に多くの時間が取られ、負担を感じるかもしれません。


また、すべての箇所を完璧に美しい状態で保つことは難しいので、ホームクリーニングサービスなどに外注する機会も増えるでしょう。家を管理・維持するコストがかさみ、家計への影響が高まる可能性があります。


4.修繕費が高い

経年劣化により、外壁やクロス、フローリングなどの修繕が必要になります。家が広いと、その分、外壁や内壁、床の面積も広くなって修繕費用も高くなる点に注意が必要です。


また、トイレや浴室、洗面所などの水回りも経年劣化により取り替えが必要になります。トイレや洗面所などが2箇所以上ある場合は、さらに高額な費用がかかるでしょう。


修繕が必要になるのは古くなったときだけではありません。例えば災害などで修繕が必要になったときも、平均的な広さの住宅と比べて広い家は修繕費がかさみます。予算が足りずにグレードダウンさせなくてはいけないケースも想定されるでしょう。


5.使っていない部屋がある

部屋が多すぎると、使わない部屋もいくつか生じます。建物の評価が高いと固定資産税も高くなるので、使わない空間でも固定資産税が発生していることになり、無駄に感じるかもしれません。


また、使っていない部屋でも、放置するとホコリが溜まります。定期的に掃除をする必要があり、家事の負担が増える原因になるのもデメリットです。



広い家の広さの目安


そもそも広い家とはどの程度の家を指すのでしょうか。例えば、国土交通省の住宅経済関連データによれば持ち家の平均床面積は2013年は122.32平方メートル、2018年は119.91平方メートルでした。床面積が120平方メートル程度の住宅を平均とするならば、150平方メートルを超える住宅は広め、200平方メートルを超えるならかなり広いと言えるでしょう。


床面積の広さは地域差もあります。首都圏と北海道の広さについて見ていきましょう。


参照:国土交通省「令和3年度住宅経済関連データ 2.住宅の規模(1)所有関係別一住宅当たり延べ床面積の推移」


首都圏の家の広さ

同じく住宅経済関連データによれば、関東臨海地方の持ち家の平均床面積は2013年は99.97平方メートル、2018年は101.07平方メートルでした。このことから、首都圏では床面積100平方メートル程度の住宅が平均だと考えられます。


また、都道府県によっても平均床面積は異なります。例えば、東京都の平均延床面積は69.79平方メートル、神奈川県は78.24平方メートルです。つまり、東京都や神奈川県で床面積が100平方メートル程度あれば十分に広めの住宅だといえるでしょう。


参照:国土交通省「令和3年度住宅経済関連データ 2.住宅の規模(2)一住宅当たり延べ床面積の都道府県比較」


北海道の家の広さ

国土交通省の住宅経済関連データによれば、北海道の平均延床面積は91.23平方メートルです。北海道といえば広いというイメージがありますが、実際には全国平均よりも狭い床面積の住宅が多いことがわかります。床面積が120平方メートル以上あれば広め、150平方メートル以上ならかなり広いと考えることができるでしょう。


なお、北海道の住宅の広さは、札幌などの都市部とその他の地域では大きな差がありそうです。国土交通省では市町村に分けたデータは公開していませんが、都市部の平均延床面積は90平方メートルよりも小さめ、その他は90平方メートルよりも広めだと推測できます。



家の広さを決める際のポイント

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家の適切な広さは、世帯ごとに異なります。平均よりも広い床面積であっても、家族の人数や使い方によっては狭く感じることもあるでしょう。反対に平均よりも狭い床面積であっても、広すぎて管理しづらいと感じる可能性も想定されます。


適切な広さを選ぶためには、次のポイントに注目することが必要です。


  • 人数

  • 間取り


それぞれのポイントにおいて、どのように広さを決めることができるのか解説します。


人数

住む人数が多くなると、必要な広さも広くなります。住宅の広さを決めるときは、家族の人数に合っているか考慮するようにしましょう。


例えば、国土交通省の住生活基本計画では、豊かな住生活の実現に必要と考えられる住宅面積の基準(誘導居住面積水準)を公開しています。誘導居住面積水準によれば、都市部に居住する場合に必要とされる面積は以下の通りです。


  • 単身世帯:40平方メートル

  • 2人以上の世帯:20平方メートル×世帯人数+15平方メートル


2人暮らしなら55平方メートル、3人暮らしなら75平方メートル、4人暮らしなら95平方メートルが基準となります。一方、郊外などの都市部以外は、以下の面積が必要とされています。


  • 単身世帯:55平方メートル

  • 2人以上の世帯:25平方メートル×世帯人数+25平方メートル


2人暮らしなら75平方メートル、3人暮らしなら100平方メートル、4人暮らしなら125平方メートルが基準となります。札幌市の中心部以外なら、こちらの基準を参考にできるでしょう。


参照:国土交通省「住生活基本計画(全国計画)」


間取り

間取りに対する希望によっても、適切な広さは変わります。例えば、リビングや玄関ホールを広くしたいとき、シューズクロークを設置したいときは、平均以上の広さが必要になるかもしれません。


また、家族全員がそれぞれの個室を確保する場合も、部屋数が増えるため、必然的に床面積も広くなります。その他にも、パントリーやファミリークローゼットなどの収納スペースを充実させたいときや、トイレや洗面所を2箇所以上設置したいときも、広めの面積が必要です。


反対に、家族がお互いを感じられる間取りを希望する場合は、床面積は平均よりも狭いほうが良いでしょう。どのような生活を希望するか家族の意見をまとめて、間取りと床面積を決めていきましょう。



後悔しないためにも必要な家の広さを知っておこう

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家は広すぎても狭すぎても後悔します。誘導居住面積水準も参考に、家族の人数に合った広さを選びましょう。また、どのような生活を希望するかによっても適切な広さは異なります。家族全員で話し合って、適した広さの住宅をプランニングしましょう。


家の広さで迷ったときは、ぜひインゾーネにもご相談ください。経験豊富なスタッフが、お客様のご希望やライフスタイルに合わせた間取りをご提案いたします。

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