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家づくりコラム

2022年12月03日

家の気密性は重要?気密性が高い家のメリット・デメリットを徹底解説

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気密性は、住宅の快適さに大きな影響を及ぼす要素です。気密性とは何か、なぜ重要なのかについてまとめました。また、気密性の高い住宅のメリットやデメリットについても紹介するので、家づくりのヒントにしてください。



目次

家の気密性とは?

気密性の意味

気密性の基準

住宅の気密性が重要な4つの理由

1.断熱性の低下を防止する

2.温度のムラを無くす

3.結露やカビを抑制する

4.外気の汚染物質の侵入を防ぐ

気密性の高い住宅のメリット

電気代を抑えられる

ヒートショックを防げる

遮音性が高くなる

気密性の高い住宅のデメリット

建設コストがかかる

空気がこもりやすくなる

シックハウス症候群のリスクがある

新築物件を建てる際には気密性にも着目してみよう!



家の気密性とは?

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省エネ住宅かどうかを見分ける際には、家の気密性を測定することが必要です。気密性は設計段階では計算できないため、実際に建ててから専門の機材で以下の手順で測定することになります。


  1. 気密性を測定する空間の空気を強制的に外に排出する

  2. 室内と室外の圧が同じになるまでの時間を測定する


空間にすき間が少なければ、短時間で圧力が同じになるため、気密性は高いと判断できます。なお、気密性の測定は信頼できる業者に依頼しましょう。悪質な業者の場合、ドアや窓の周辺などのすき間が出やすい部分にテープを張って一時的にすき間を埋め、気密性を示す数値が高く表示されるように細工することがあるので注意が必要です。


気密性の意味

気密性とは、空間におけるすき間の意味で使われる言葉です。例えば、「この住宅は気密性が高い」と表現するときは、住宅内にすき間がほとんどなく、屋外と室内の空気の出入りが少ない状態を指します。


反対に「この住宅は気密性が低い」というときは、住宅内にすき間が多く、ドアや窓を開けなくても屋内外の空気の出入りが多い状態を指すことが一般的です。外気の影響を受けやすいため、空調の効きが悪く、光熱費がかさむ傾向にあります。


気密性の基準

気密性は「C値」で示します。C値は以下の計算式で求めます。


  • C値:家全体のすき間の合計面積(平方センチメートル)÷建物の延べ床面積(平方メートル)


C値が低いほど気密性が高い住宅です。なお、かつては高気密住宅かどうかはC値の数字によって判断していました。全国的には5.0を下回れば高気密、北海道と東北の一部では2.0を下回れば高気密と規定されていたため、寒い地域ではより高い気密性が求められていました。


しかし、2009年に省エネ法が改正されて、高気密住宅の具体的な基準は撤廃されています。そのため、現在では高気密を示す具体的な基準はありません。


とはいえ、北海道などの寒さの厳しい地域では、従来と同様、気密性を重視した家づくりが実施されています。そのため、現在でも「北海道基準の気密性」といえば、気密性が高く、暖房効率の良い住宅を指すことが一般的です。


住宅の気密性が重要な4つの理由

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住宅の気密測定は義務ではありません。そのため、ハウスメーカーや工務店によっては気密測定に対応していないことがあります。また、対応している場合でも、別途料金が必要になることもあるので事前に確認しておきましょう。


住宅の気密性が重要な理由としては、次のポイントが挙げられます。


  1. 断熱性の低下を防止する

  2. 湿度ムラを無くす

  3. 結露やカビを抑制する

  4. 外気の汚染物質の侵入を防ぐ


それぞれの理由について解説します。


1.断熱性の低下を防止する

どんなに高性能の断熱材を壁や床、天井などに敷き詰めたとしても、住宅にすき間が多ければ、室内の熱が外に出てしまいます。断熱材が本来の性能を発揮するためにも、住宅の気密性が重要です。


2.温度のムラを無くす

気密性が高く、なおかつ断熱性が高い住宅は、室内に温度差が生じにくくなります。エアコンをつけているリビングは暖かいけれど廊下が寒い、脱衣場と浴室の温度差が大きいといった状態にはなりにくくなるでしょう。


屋内の温度差が大きいと、不快に感じるだけでなく、寒暖差疲労を起こすこともあり、健康的な生活を維持しにくくなることがあります。また、激しい温度差により血圧が急激に変動し、身体にダメージが生じる「ヒートショック」が起こることもあるので注意が必要です。


3.結露やカビを抑制する

住宅にすき間が多いと外気が侵入し、室内との温度差で結露やカビが発生することがあります。しかし、気密性の高い住宅ならすき間が少ないため、外気が侵入しにくく、結露やカビも生じにくくなります。結露やカビは壁などの木材を腐らせ、住宅の寿命を縮める可能性があるので注意しましょう。


4.外気の汚染物質の侵入を防ぐ

屋外には多くの汚染物質があります。また、アレルギーのある方にとっては、花粉なども注意が必要な物質です。


気密性が高くすき間が少ない住宅であれば、屋外の有害物質が侵入しにくくなります。健康に生活するためにも、気密性に注目しましょう。



気密性の高い住宅のメリット


気密性の高い住宅には次のメリットがあります。


  • 電気代を抑えられる

  • ヒートショックを防げる

  • 遮音性が高くなる


それぞれについて説明します。


電気代を抑えられる

気密性が高い住宅では、空調設備によって作られた暖かい空気や涼しい空気が屋外に逃げにくくなります。熱効率が高くなるため、電気代を抑えることができるでしょう。


また、屋内の温度差が少ないため、エアコンをつけている部屋だけでなく周囲の廊下や他の部屋も快適な温度に近づきます。


ヒートショックを防げる

急激な温度差によって血圧が急激に変動すると、ヒートショックが生じることもあります。気密性が高く、断熱性の高い住宅は屋内に温度差が少ないため、ヒートショックも防ぎやすくなります。


遮音性が高くなる

すき間が少ない住宅は、空調設備で快適に整えられた空気が室外に出にくくなるだけでなく、屋内の音も漏れにくくなります。生活音が外に聞こえないようにしたいときは、気密性に注目して住宅を建てるようにしましょう。


また、気密性が高い住宅は、屋外の音も室内に入りにくくなるため、静かな生活を送りやすくなります。交通量の多い道路や線路が近くにあるときも、気密性に注目しましょう。



気密性の高い住宅のデメリット


気密性の高い住宅には多くのメリットがありますが、その一方で注意すべきポイントもあります。特に注意したいポイントとしては、次の3点が挙げられます。


  • 建設コストがかかる

  • 空気がこもりやすくなる

  • シックハウス症候群のリスクがある


それぞれのポイントを解説します。


建設コストがかかる

気密性の高い住宅を建てるには、断熱材や気密テープ、遮熱性の高い窓ガラスなどが必要です。また、すき間を作らずに建築するには作業の手間もかかるため、建築期間が延び、その分、人件費がかさむこともあります。一般的な気密性の住宅よりは建設コストがかさむこともあるので注意しましょう。


空気がこもりやすくなる

気密性が高い住宅は、空気がこもりやすくなります。また、湿気がこもると、カビなどが発生することもあります。適度に換気をして、新鮮な空気をとり入れるようにしましょう。


シックハウス症候群のリスクがある

気密性が高い住宅は、建材などに使われた化学物質がいつまでも屋内に留まる可能性があります。シックハウス症候群のリスクが高まることもあるので、建材やクロス、フローリングなどの資材や、建築に用いる素材に通常以上にこだわるようにしましょう。


新築物件を建てる際には気密性にも着目してみよう!


気密性に着目して住宅を建てると、より快適な暮らしを実現できることがあります。また、熱効率が高まり、光熱費を削減できるケースも少なくありません。


札幌の気候に合う住宅は、ぜひインゾーネにご相談ください。気密性や断熱性にこだわり、暮らしやすい住宅をご提案いたします。

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