家づくりコラム
2023年02月08日
札幌で土地を買ってはいけない?土地探しの方法や買う際のポイントとは?
札幌で土地探しをするなら、まずは買ってはいけない土地とはどのような土地を指すのか理解しておくことが必要です。また、札幌の土地相場や探し方、良い土地を見つけるポイント、購入に適したタイミングについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
札幌で土地を買ってはいけない?
札幌の土地相場
札幌の土地取引の動向
札幌で土地を探す方法
不動産会社に探してもらう
ハウスメーカーに相談する
ポータルサイトで探す
売地の看板をチェックする
土地探し後の流れ
1.住宅ローンの事前審査
2.仮契約締結
2.土地の売買契約締結
3.土地の敷地調査と地盤調査
4.土地の登記手続き
札幌で土地を買う際のポイント
札幌で土地を買ってはいけない?
札幌はさまざまな顔を持つ街です。ビルが立ち並ぶ都会、大学や公園などが広がる文化的な空間、ゆったりとした区画の住宅地など、ライフスタイルや好みに合わせて暮らす場所を選択できます。
しかし、多様な側面を持っているからこそ、土地選びは慎重に行わなくてはいけません。札幌で土地を購入するときに知っておきたい相場と取引の動向について見ていきましょう。
札幌の土地相場
札幌の土地相場は立地や形状、駅からの距離などによっても異なりますが、区によっても異なります。大まかな相場は以下の通りです。予算を決めるときの参考にしてください。
区 | 坪あたり平均価格相場 |
---|---|
中央区 | 約287万円 |
北区 | 約70万円 |
豊平区 | 約55万円 |
西区 | 約44万円 |
白石区 | 約41万円 |
東区 | 約37万円 |
厚別区 | 約37万円 |
南区 | 約26万円 |
清田区 | 約26万円 |
手稲区 | 約24万円 |
札幌の土地取引の動向
札幌では、土地取引が活発に行われています。令和4年度はすべての区において住宅地・商業地共に平均基準地価が上昇し、ニーズの高さを示してきました。
特にJR札幌駅周辺や、地下鉄・JR駅の沿線などの交通の便の良い土地は価格が上昇し続けています。また、用地別に見ると、住宅地では清田区里塚や厚別区もみじ台、北区新琴似、商業地では北区北7条や豊平区平岸、中央区北1条の上昇率が高かったです。
参考:札幌市まちづくり政策局「令和4年地価調査概要(札幌市地価動向)」
札幌で土地を探す方法
注文住宅を建てるときには、まずは立地や予算などの条件に合う土地を見つけなくてはいけません。札幌で希望する土地を見つける方法としては、次の4つが挙げられます。
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不動産会社に探してもらう
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ハウスメーカーに相談する
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ポータルサイトで探す
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売地の看板をチェックする
それぞれの方法の特徴やメリット、デメリットについて紹介します。
不動産会社に探してもらう
札幌で土地を探すなら、まずは札幌市内の不動産会社に相談してみましょう。札幌市以外にある不動産会社でも札幌市の土地を探してもらうことは可能ですが、やはり地元のほうが新しい情報を入手しやすいというメリットがあります。また、気になる土地が見つかったときはすぐに現場に行くことができるのも、地元の不動産会社ならではのメリットです。
不動産会社によっては、他社では取り扱っていない土地の情報を保有していることがあります。思うような土地が見つからないときは、購入したいエリア内にある不動産会社をいくつか回ってみましょう。
ハウスメーカーに相談する
土地を購入してすぐに住宅を建てる場合は、ハウスメーカーや工務店に相談するほうがおすすめです。
不動産会社では家づくりまでは相談できませんが、ハウスメーカーや工務店なら土地探しから家づくり、予算の立て方、住宅ローンまでトータルで相談できます。また、土地と家づくりを同時に進めていくため、時間的なロスが起こりにくいのもメリットです。
ポータルサイトで探す
ポータルサイトとは、土地や建売住宅などの情報をまとめて検索できるウェブサイトのことです。エリアごとで土地情報を検索できるので、スマホやパソコンがあればどこでもチェックすることができます。
ただし、実際の土地を見ないで契約を進めることはおすすめできません。土地の相場を把握するときに、ポータルサイトを活用するようにしましょう。
売地の看板をチェックする
購入したいエリアが明確に決まっているときは、実際に足を運んで売地がないか探してみましょう。売地の看板には、取り扱っている不動産会社の名前や電話番号が記載されていることが多いです。直接問い合わせて、価格や建築条件などを確認してみましょう。
なお、ポータルサイトで事前に相場を確認しておくと、予算内で購入できる土地の広さや立地条件などをある程度把握できるため、スムーズに土地探しを進めていけます。
土地探し後の流れ
札幌市の地価上昇は、土地に対するニーズの高さを示しています。良い土地が見つかったらすぐに売主や不動産会社に買付証明書を提出し、買い逃さないようにしましょう。
土地が決まった後は、ハウスメーカーや工務店に相談して見積もりを立ててもらいます。自己資金で準備できない部分については、住宅ローンでの借入れが必要です。次の流れで住宅ローンと土地購入の手続きを進めていきます。
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住宅ローンの事前審査
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土地の売買契約締結
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土地の敷地調査と地盤調査
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土地の登記手続き
住宅ローンを利用せずに土地を購入する場合は、「2.土地の売買契約締結」から進めていきましょう。それぞれのステップについて説明します。
1.住宅ローンの事前審査
住宅ローンを利用する場合には、事前審査を受けることが必要です。事前審査はオンラインでも対応していることがありますが、予算の立て方なども相談したいときは金融機関の窓口で申込みましょう。
なお、事前審査では土地の公図や住宅の間取り図などの提出が必要です。各金融機関のホームページで必要書類について調べ、正確に準備してから事前審査を受けましょう。
2.土地の売買契約締結
事前審査に通過したときは、手付金を払って土地の売買契約の締結に進みます。その後、住宅ローンの本審査に申込みましょう。
なお、仮審査に通過しても本審査に通過するとは限りません。土地売買契約に「住宅ローン特約」が含まれていると、本審査に通過しなかったときにスムーズに手付金を返還してもらえます。万が一に備えるためにも、契約書に「住宅ローン特約」が含まれているか確認しておきましょう。
3.土地の敷地調査と地盤調査
住宅ローンの本審査に通過した場合は、金融機関とローン契約(金銭消費貸借契約)を締結します。次は敷地調査と地盤調査です。敷地調査では主に以下の点をチェックします。
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形状、面積
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道路や隣地との高低差
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上下水道や電気、ガスの配管有無
高低差が大きいときは擁壁工事、配管がないときは引き込み工事が必要になるため、追加で費用が発生します。一方、地盤調査では土地の強度を調べます。強度に問題があるときも追加費用が必要です。
4.土地の登記手続き
金融機関から融資を受けた後に、土地代の残額を支払い、所有権移転登記の手続きも行います。その際、登記費用(登録免許税)や司法書士への報酬なども必要なため、事前にどの程度かかるのか金融機関に確認しておきましょう。
札幌で土地を買う際のポイント
札幌は雪の多い地域のため、真冬に土地探しをすると、土地の形状や勾配などを正確に把握できない恐れがあります。雪が完全に融ける3月~11月あたりに土地を探すようにしましょう。
また、人気のエリアにある空地は、すぐに買い手がついてしまいます。住みたいエリアが決まっているときはこまめに土地探しを実施し、気に入った土地は早めに押さえておくことも大切です。
札幌で土地を買うならタイミングに注意しよう!
雪が多い札幌では、土地探しに適した時期が限られています。注文住宅を計画している方は、春から秋にかけて積極的に土地を探すようにしましょう。
札幌市での家づくりは、ぜひインゾーネにご相談ください。実績豊富なスタッフが土地探しから建築、インテリアまでお客様のご希望を丁寧に伺いながら、トータルサポートいたします。