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家づくりコラム

2023年04月08日

カーポートって必要?メリット・デメリットと必要のないケースもご紹介


新築時に、カーポートの必要性を理解しておくとよいでしょう。設置すれば、雨に濡れず車の乗り降りが楽な点や、車に雪が積もらなくなる点などがメリットです。


本記事では、カーポートの必要性を判断するために、メリットとデメリットや、必要のないケースを紹介します。


目次

カーポートって必要?

カーポートのメリット

雨に濡れず車の乗り降りが楽

車に雪が積もらなくなる

車内が高温になりにくい

駐車以外の用途にも使える

ガレージに比べて費用を抑えられる

カーポートのデメリット

設置費用がかかる

台風や積雪で壊れる可能性がある

日当たりが悪くなる可能性がある

駐車スペースによっては駐車が難しくなる

カーポートが必要ない場合

家族と相談してカーポートの設置を決めよう!

カーポートって必要?


カーポートが必要かどうかは、生活環境や持ち主の理想などによって異なります。


そもそもカーポートとは、車を日差しや雨・雪などから守る屋根のことです。ガレージや車庫と異なり、車全体を囲う構造になっていない点がカーポートの主な特徴として挙げられます。


カーポートは必要不可欠ではありませんが、あると便利と理解しておきましょう。


カーポートのメリット


カーポートの主なメリットは、以下のとおりです。


  • 雨に濡れず車の乗り降りが楽

  • 車に雪が積もらなくなる

  • 車内が高温になりにくい

  • 駐車以外の用途にも使える

  • ガレージに比べて費用を抑えられる


ここから各メリットを紹介します。


雨に濡れず車の乗り降りが楽

カーポートは車の周辺を覆うため、比較的雨に濡れず乗車・降車できて楽な点がメリットです。旅行で大きい荷物を積まなければならないときや、スーパーなどで大量に購入した品物を降ろすときに雨が降っていても安心できるでしょう。


また、カーポートがあれば自宅に駐車している間に雨で汚れたり、紫外線によるダメージを受けたりする機会も減ります。そのため、カーポートを設置することで愛車に長く乗り続けられる点もメリットです。


車に雪が積もらなくなる

カーポートがあれば、車に雪が積もらなくなる点もメリットです。車に雪が積もらなければ、冬に出発する前に屋根の雪を移動させる手間を省けます。積雪がないことで、ワイパーへのダメージも軽減できるでしょう。


また、車が凍ったり、霜がついたりすることも防止できます。そのため、出発前に霜や氷を除去する手間を省き、朝すぐに運転できる点もメリットです。


なお、札幌管区気象台の初雪などの平均値に関するデータによると、「札幌(観測官署)」の初雪平均値は11月1日、終日平均値は4月19日のため、数か月間雪と関わりながら生活していることになります。だからこそ、札幌に住む場合は雪のことを考慮して生活環境を考えなければなりません。


参考:札幌管区気象台「初雪などの平均値」


車内が高温になりにくい

カーポートが車への直射日光を防ぐため、車内が高温になりにくい点もメリットです。一般的に、日差しが強い日は車内の温度が上がり暑くなりなかなか乗れないことがあるのに対し、カーポートがあれば比較的スムーズに乗り込めます。


日本の北に位置する北海道・札幌でも、近年気温が上昇傾向にあることを理解してカーポートを検討することは大切です。たとえば、2021年7月28日には、札幌(石狩地方)で35.1度を記録しました。


参考:気象庁「観測史上1~10位の値」


駐車以外の用途にも使える

カーポートは、駐車スペースを雨や雪・鳥のふんなどから守る以外の用途にも使える点がメリットです。たとえば、スペースに家庭用ビニールプールを設置すれば、休日や夏休みに気軽かつ快適に子どもを遊ばせられます。


また、カーポートの下でバーベキューを楽しめる点もメリットです。多少の雨が降っていても、続けられるでしょう。


ガレージに比べて費用を抑えられる

同じく愛車を守る手段として有効なガレージの設置と比べ、費用を抑えられる点もメリットです。一般的に、ガレージは自動車を格納するために家屋とは別に設置する建物のことを指します。


ガレージの設置には100万円以上の費用を要するのに対し、カーポートは数十万円程度でできることが一般的です。また、カーポート設置するケースの方が、ガレージを設置するケースよりも短期間で完成します。


カーポートのデメリット


カーポートには、以下のデメリットもあります。


  • 設置費用がかかる

  • 台風や積雪で壊れる可能性がある

  • 日当たりが悪くなる可能性がある

  • 駐車スペースによっては駐車が難しくなる


ここから、カーポートの各デメリットと解消方法について解説します。


設置費用がかかる

ガレージと比べると安価ですが、設置に費用がかかる点がカーポートのデメリットです。カーポート本体と、施工で費用がかかります。


本体価格は数万円〜30万円、施工は10万円前後で、全体で10〜50万程度の相場が一般的です。ただし、複数台駐車する場合、積雪のために強度を高める場合などより費用がかかることもあります。


設置費用を極力抑えるには、後からではなく新築時に一緒に設置することがポイントです。家を建ててから設置すると、余分な作業・費用が発生する可能性があります。


台風や積雪で壊れる可能性がある

柱で屋根を支える構造のため、風の影響を受けやすく、暴風時に壊れる可能性がある点がカーポートのデメリットです。また、降雪量が多い時期は、積雪に耐えきれなくなり壊れる可能性もあります。


そこで、風や雪に対して耐久性のある種類のカーポートを選ぶことがポイントです。屋根部分に雪が積もった際に除雪作業は必要になりますが、カーポートなしで車の雪おろしをするよりも頻度は少ないため楽でしょう。


日当たりが悪くなる可能性がある

カーポートを設置することで、1階の日当たりが悪くなったり、景観を損なったりする可能性がある点もデメリットです。日当たりが悪いと、湿気がこもり洗濯物も乾きにくくなるため、快適に過ごせません。


そこで、あらかじめカーポートを設置する場所を十分検討することがポイントです。たとえば、北側にカーポート、南側にリビングの間取りにすれば、カーポートを設置しても快適に過ごせます。


そのほか、透過率が高い素材を採用することでも、日当たりの悪化を防げるでしょう。


駐車スペースによっては駐車が難しくなる

カーポートを設置する場合、片側もしくは両側に柱を設置するため、駐車時に気をつけなければならない点がデメリットです。また、乗り降りする際も、車を傷つけないよう慎重にドアを開けなければなりません。


そこで、スペースに余裕を持たせてカーポートを設置することがポイントです。新築時にあわせてカーポートの設置も検討すれば、スペースに余裕を持たせる設計ができるでしょう。


カーポートが必要ない場合


車を所有していない場合は、原則としてカーポートも必要ありません。ただし、自分や家族が車を購入する可能性がある場合は、カーポートも検討した方がよいでしょう。


カーポートを設置すべきか決めかねている場合は、自分にとってメリットとデメリットのどちらが多いか考えたり、優先順位を考慮したりすることが大切です。自分がメリットと感じることが多い場合、デメリットを許容できる場合は、カーポートを前向きに検討しましょう。デメリットの中にどうしても妥協・解消できない部分があれば、慌ててカーポートを設置しない方がよいです。


家族と相談してカーポートの設置を決めよう!


車を日差しや雨・雪などから守るカーポートの必要性は、生活環境や理想によっても異なります。カーポートがあれば、雨に濡れず車の乗り降りが楽な点や北海道に住んでいても車に雪が積もらなくなる点がメリットです。


ただし、設置費用がかかるなどのデメリットもあるため、家族と相談してからカーポートの設置を決断しましょう。カーポートの設置や住宅のイメージがつかない場合は、モデルハウスの見学に行くことも大切です。


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