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家づくりコラム

2023年07月28日

【一軒家の値段】一戸建てはいくらで購入できる?相場と節約のポイント


一軒家の値段は、土地代込みか建物だけかによって異なります。また、建売住宅か注文住宅かによっても異なります。一戸建て住宅の値段相場と内訳、価格を抑えるポイントについてまとめました。ぜひご覧ください。


目次

一軒家の値段は3,000万~4,000万円台!平均相場を紹介

一軒家の値段を左右する要素

エリア・土地の広さ

仕様・設備

工法・資材

ハウスメーカー・工務店

一軒家の価格内訳

土地代

建物代

登記費用

印紙代

不動産取得税

仲介手数料

住宅ローン関連の費用

一戸建ての予算の立て方

一軒家の価格を抑えるコツ

建物の形状をシンプルにする

設備・資材を見直す

こだわるポイントに優先順位を決める

無理のない住宅予算を立てよう


一軒家の値段は3,000万~4,000万円台!平均相場を紹介


住宅金融支援機構の調査によれば、一軒家の購入費用は3,000万~4,000万円台でした。土地がすでにある場合は約3,570万円、土地を新たに購入して注文住宅を建てる場合は4,455万円です。


建物だけの費用を見ると、土地を合わせて購入する場合(土地付き注文住宅)より、住宅だけを購入する場合(注文住宅)が560万円ほど高額です。土地を買わなくて済む分、お金をかけられることがわかります。また、その分、住宅も約10平米広くなっています。

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参考:住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査」



一軒家の値段を左右する要素

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一軒家の平均の値段は3,000万円~4,000万円台です。しかし、住宅による差は大きく、2,000万円台以下で購入するケースや1億円以上かかるケースもあります。


一軒家の値段を左右する要素としては、次のものが挙げられます。


  • エリア・土地の広さ

  • 仕様・設備

  • 工法・資材

  • ハウスメーカー・工務店


それぞれの要素が一軒家の値段にどのように左右するのか、具体的に見ていきましょう。


エリア・土地の広さ

土地付き注文住宅の値段内訳を見ると、地域によって建物代と土地代の差があることがわかります。たとえば土地代が高い首都圏では、土地代が一軒家の値段の43.3%を占めますが、土地代が比較的高額と考えられる三大都市圏を除くと、土地代の割合は約半分の22.9%です。


値段にも注目してみましょう。建物の費用は地域を問わず約3,000万円です。しかし、土地代はその他の地域と首都圏では1,300万円もの差があり、一軒家の値段全体にも大きく影響を与えています。


また、エリアだけでなく土地の広さも一軒家の値段に大きな影響を与えます。予算を抑えつつ、広さにこだわるなら、都市部から少し離れた場所も視野に入れて土地探しをしましょう。

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参考:住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査」


仕様・設備

住宅に使用する仕様や設備によっても、一軒家の値段は左右されます。仕様がほぼ指定される住宅商品から選ぶ場合でも、オプション仕様が多いと高額になりがちです。


また、設備が充実している住宅は便利で暮らしやすいですが、値段は高額になります。たとえば、太陽光発電システムや蓄電池システムなどを導入する場合や、タンクレストイレやトリプルガラスなどを使用する場合も住宅購入費用は高額になるでしょう。


工法・資材

工法によっても一軒家の値段は変わります。一般的に、鉄筋コンクリート造などは木造と比べると高額になりがちです。


また、資材の単価が少し違うだけでも、住宅全体では大きな違いになります。たとえばフローリング材や外壁、断熱材などのグレードを少し上げるだけでも、使用する面積が広い分、費用は大きくアップします。


ハウスメーカー・工務店

ハウスメーカーや工務店によっても、一軒家の値段は異なります。割高なハウスメーカー・工務店もあるため、依頼する前に相場を確認しておくことが必要です。


インターネットで実際に建てた人の口コミをチェックしたり、ハウスメーカー・工務店の担当者に直接相場を尋ねたりするのもオススメです。価格的にも納得できる一軒家を建てるためにも、気になる点は調べておきましょう。


一軒家の価格内訳

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住宅にかかる費用は、土地代と建物代だけではありません。主な費用としては次のものが含まれます。


  • 土地代

  • 建物代

  • 登記費用

  • 印紙代

  • 不動産取得税

  • 仲介手数料


一軒家の価格のおおよその内訳について解説します。予算を立てる際の参考にしてください。


土地代

すでに土地を持っている場合や建売住宅を購入する場合を除き、建物代とは別に土地代がかかります。


全国平均では一戸建ての費用の約1/3が土地代です。一軒家の値段が4,500万円程度ならば1,500万円程度は土地代となります。都市部ではさらに割合が増えることがあります。


建物代

土地付き注文住宅の場合、地域を問わず建物代の平均は3,000万円前後です。


しかし、建物が大きく、床面積が広くなると、建物代は高額になります。また、建物の大きさは平均的でも資材や設備、内装などにこだわると費用がかさみます。予算オーバーを回避するためにも、ハウスメーカーや工務店に相談するときは、事前に予算を伝えておきましょう。


登記費用

住宅取得時や土地購入時には登記が必要です。その際、以下の登録免許税がかかります。

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参考:国税庁「No.7191 登録免許税の税額表」


たとえば住宅が3,000万円・土地が1,500万円なら、登録免許税額は住宅12万円(2024年3月31日までなら4.5万円、認定長期優良住宅は3万円)、土地30万円です。


登記手続きは、司法書士などの専門家に任せることもあります。その場合は、登録免許税額に加え、専門家報酬がかかるため注意しましょう。


印紙代

土地や建物を購入したときは土地建物売買契約書、住宅ローンを借りたときは金銭消費貸借契約書、建築工事を依頼したときは建築請負契約書をそれぞれ発行します。紙の契約書を作成したときは以下の印紙税がかかりますが、オンライン契約で紙の契約書を作成しないときは印紙税は不要です。

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参考:国税庁「No.7140 印紙税額の一覧表(その1)第1号文書から第4号文書まで」

参考:国税庁「No.7108 不動産の譲渡、建設工事の請負に関する契約書に係る印紙税の軽減措置」


不動産取得税

不動産取得税とは、不動産を取得したとき一度のみかかる税金です。税率は固定資産税評価額の4%ですが、2024年3月31日までは3%に軽減されます。新築住宅に関しては以下の特例が適用されることもあるため、確認しておきましょう。


  • 住宅課税標準の特例措置:1,200万円を控除

  • 住宅用地税額の減額措置:150万円もしくは床面積の2倍(200平米を限度とする)に相当する土地の価格において、いずれか大きい額に税率を乗じた金額を減額

  • 住宅用地の特例:住宅用地の取得にかかる課税標準額を評価額の1/2に圧縮


参考:総務省「不動産取得税」


仲介手数料

土地探しを不動産会社に依頼し、購入まで至ったときは、仲介手数料がかかります。また、不動産会社の仲介により建売住宅を購入したときも、仲介手数料が必要なことがあります。


仲介手数料は不動産会社によって異なりますが、土地・建物の価格が400万円を超える場合、以下の上限額を超えて請求されることはありません。


  • 土地・建物の価格×3%+6万円(税別)


住宅ローン関連の費用

住宅ローンを組むときには金融機関所定の手数料がかかります。また、保証料なども別途請求されることがあります。手数料などは現金で支払うこともあるため、事前に確認し、準備しておきましょう。


一戸建ての予算の立て方


住宅ローンで資金を借りて一軒家を購入する場合、まずはローン審査にとおることが必要です。また、ローン審査にとおって資金を借りられたとしても、毎月の返済額が多すぎると、家計が厳しくなってしまいます。住宅ローンを借りるときは、審査にとおり、なおかつ無理なく返済できるように借入額・毎月の返済額を設定しましょう。


年収に占める年間の返済額の割合を「返済負担率」と呼びますが、返済負担率が年収の25%以内に収まるようにすると、審査にとおりやすく、なおかつ無理なく返済しやすいといわれています。たとえば年収が600万円であれば、年間の返済額は150万円以下に抑えることを目安にしてください。毎月10万円、夏冬のボーナスで各15万円返済するなど、計画を立ててみましょう。


また、住宅ローンは返済期間が長引くため、ほかの支出についても予算を立てておくことが必要です。たとえば、子どもの学費や老後資金などの積立の計画も、忘れずに立ててください。


一軒家の価格を抑えるコツ


注文住宅は間取りや設備などを自由にプランニングできる点が魅力ですが、希望を盛り込めば盛り込むほど一軒家の値段が高額になってしまいます。限りある予算のなかで無理なく希望を実現するためにも、次のコツを実践してみてください。


  • 建物の形状をシンプルにする

  • 設備・資材を見直す

  • こだわるポイントに優先順位を決める


それぞれのコツを説明します。


建物の形状をシンプルにする

一軒家の価格を抑えるなら、建物の形状はできるだけシンプルにしましょう。家全体を凹凸がほとんどない直方体に近づけると、資材が減り、費用を抑えられます。


また、工数が減るため、工期の短縮が可能です。その分、人件費も削減でき、建物全体の価格が安価になります。建築中は賃貸住宅に住む場合なら、工期が短縮できることで賃貸期間も短縮でき、家賃の負担も軽減できます。


設備・資材を見直す

設備が充実していれば、便利な暮らしを実現できます。しかし、使いこなさないならば、無駄な買い物になってしまいかねません。浴室テレビや浴室の窓、勝手口、床暖房、ロフトなどの設備が本当に必要なのか見直してみてください。


また、資材のグレードも見直すことが必要です。たとえば床面積は広いため、床材のランクをひとつ上げるだけでも、費用が大幅に変わります。壁紙や外壁材、屋根材などの広い面積に使う資材を今一度見直してみましょう。


こだわるポイントに優先順位を決める

すべてのポイントにこだわると青天井の予算になってしまいます。最初に予算を決めてから、ハウスメーカーや工務店の担当者を話し合うほうがよいでしょう。


こだわるポイントに優先順位を決めておくと、予算を超えそうなときに取捨選択しやすくなります。家族で話し合い、譲れないポイントと予算があれば実現したいポイント、なくても構わないポイントに分けておきましょう。


無理のない住宅予算を立てよう

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満足度できる一軒家を建てるためにも、まずは予算を決めてください。予算の立て方に迷ったときは、ハウスメーカーや工務店、金融機関の融資担当者などに相談してみましょう。


インゾーネでは経験豊富なスタッフが、お客様のご希望を反映しつつ予算内に収めるさまざまなアイデアをご提案いたします。ぜひお家づくりの相談窓口よりお気軽にお問い合わせください。



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