家づくりコラム
2023年11月06日
【子育て世帯】家事効率化のアイデア17選!家事動線のいい間取りも紹介
子育て世帯にとっては家事に割く時間を少しでも短縮できれば楽になるため、家事の効率化はかかせません。しかしどうすれば家事を効率化できるのか、わからない方も多いのではないでしょうか。
本コラムでは家事の効率化だけでなく、家事が楽になる間取りも紹介します。自宅の新築を考えている子育て世帯の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
子育て世帯の家事を効率化する3つのポイント
家事に優先順位を付ける
今日やるべき家事をリストアップする
家族内で分担しルーティン化させる
子育て世帯の家事│料理を効率化する4つのアイデア
1.メニューを固定化化し、食材はまとめ買いする
2.作り置きをストックしておく
3.調理済み食品やミールキットを活用する
4.便利な調理グッズを活用する
子育て世帯の家事│掃除を効率化する4つのアイデア
1.手の届く場所に掃除グッズを置く
2.便利な掃除グッズを活用する
3.掃除しやすい収納方法を意識する
4.子どもと一緒に掃除する
子育て世帯の家事│洗濯を効率化する4つのアイデア
タイマー機能を活用する
脱衣のタイミングで服を仕分ける
洗濯物はあえてたたまない
使い勝手のよい洗剤や洗濯グッズを活用する
子育て中の家事を間取りで効率化!5つのポイント
1.キッチンから洗面室、浴室の移動がスムーズな間取りにする
2.リビング収納を設ける
3.ランドリールームを設ける
4.玄関近くにファミリークローゼットやパントリーを設ける
5.キッチンから出入りできる勝手口を設ける
子育て中の家事を効率化できる住まいづくりを目指そう
子育て世帯の家事を効率化する3つのポイント
育児に時間を取られてしまいがちな子育て世帯にとっては、家事の効率化は欠かせません。効率良く家事を行うためには、次の3つのポイントがあります。
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家事に優先順位を付ける
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今日やるべき家事をリストアップする
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家族内で家事を分担しルーティン化させる
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
1.家事に優先順位を付ける
家事に優先順位を付けることで、効率化が図れます。家事の中でも毎日すること、1週間に1回でよいこと、手抜きをしてもよいこと、に分けてみましょう。小さな子どもとペットがいるので掃除機は毎日かけたい、料理は毎日手作りしたい、のように毎日拘りたい家事はあるでしょう。
一方で洗濯はクリーニングを活用したり、買い物は週1回にしたりなど手抜きのできる家事もあります。料理は毎日手作りをしていても、家族と相談すれば「作り置きでもかまわない」と楽にできることが見つかるかもしれません。家事を整理して優先順位を付けることで、効率化に繋がります。
2.今日やるべき家事をリストアップする
今日やるべき家事をリストアップして見える化することで、効率化になります。掃除に洗濯、料理に子どもの送り迎えなど、やるべきことが多いとそれだけで気が滅入ってしまいます。やるべき家事が多すぎて、何から手をつければよいかわからないという経験をした方も多いでしょう。
1日に行うべき家事をリストアップすることで、作業が可視化できます。それにより1日の計画もたてやすくなり、効率良く家事に取り組めるでしょう。またリストアップした家事を一つずつ終わらせていけば、達成感も得られるでしょう。
3.家族内で家事を分担しルーティン化させる
家事を整理したら、家族内で分担しましょう。家事の分担が一人に偏っていると、どうしても効率が悪くなってしまいます。家族全員で家事を平準化することで、一人ひとりの家事への負担を軽減できるでしょう。
家族で分担したら、それぞれの家事をルーティン化させるようにしましょう。たとえば歯を磨いたついでに洗面所を掃除したり、買い物のついでにペットの散歩に行ったりすると効率がよいです。家事をルーティン化してしまえば面倒に感じなくなるため、精神的な負担も軽減できるでしょう。
子育て世帯の家事│料理を効率化する4つのアイデア
家事の中でも料理は、献立・買い物・調理・片付けと工程が多く負担が大きいものです。しかし工程が多いということは、効率化しやすいと言えます。料理を効率化するには、次の4つのアイデアを実践してみましょう。
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メニューを固定化し、食材をまとめ買いする
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作り置きをストックしておく
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調理済み食品やミールキットを活用する
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便利な調理グッズを活用する
それぞれの内容について、解説していきます。
1.メニューを固定化し、食材はまとめ買いする
料理の工程の中でも頭を悩ますのが、献立ではないでしょうか。毎日の食事メニューを考えるのが億劫に感じた経験のある方も多いでしょう。献立を楽にするためには、メニューを固定化してパターンを作っておくとよいでしょう。
週1~2日はカレーや丼にして、麺類の日や和食の日、といように1週間単位で決めておくと献立に悩む必要はありません。さらに食材をまとめ買いしておくことで、買い物も効率良く済ませられます。まとめ買いをすると荷物が多くなってしまうため、ネットスーパーを活用するのもオススメです。
2.作り置きをストックしておく
忙しい中で毎日料理の時間を確保することは、簡単ではありません、そこでオススメなのが、週末など時間のある際に作り置きをしておく方法です。たとえば週末に数日分のおかずをまとめて作り置きしておけば、平日の料理時間を大きく短縮できるでしょう。
また作り置きまでいかなくても、事前に「カットしておく」「下味をつけておく」だけでも、かなり料理の効率が良くなります。作り置きレシピを探す際には、料理サイトやブログが効果的です。家事歴の長い両親に聞いてみるのも一つの手と言えるでしょう。
3.調理済み食品やミールキットを活用する
毎回手作りで料理を作るのではなく、調理済み食品を活用するようにしてみましょう。子育て世帯であれば、子どもの健康も考えて手作りに拘りたいという方もいるかもしれません。しかしすべての料理を手作りする必要はなく、下記のような食材をつかうことで効率化が図れます。
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レトルト食品
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インスタント食品
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スーパーなどの惣菜
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味付け肉・魚
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カット野菜
また、料理に必要な下処理された食材とレシピが一緒になったミールキットも多くあります。毎日自宅まで宅配してくれるものもあるため、うまく活用すれば料理時間を短縮できるでしょう。
4.便利な調理グッズを活用する
調理グッズを活用することでも、効率化が図れます。フードチョッパーを使えば簡単にみじん切りができるほか、輪切りや千切りにはスライサーが便利です。少しねぎをきるだけであればキッチンバサミを使えば、包丁を使う必要がありません。
また焦げ付きやすいフライパン新品にしたり、泡だて器を手動から自動に切り替えたりするのもオススメです。使い慣れた調理道具だけでなく、便利グッズを活用してみましょう。
子育て世帯の家事│掃除を効率化する4つのアイデア
小さなこどもいる世帯では、おもちゃなどのものが多くなるため掃除も大変です。しかしまめに掃除をしなければ埃がたまってしまい、衛生的にも気になるでしょう。ここからは掃除を効率化するアイデアを紹介していきます。
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手の届く場所に掃除グッズを置く
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便利な掃除グッズを活用する
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掃除しやすい収納方法を意識する
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子どもと一緒に掃除する
それぞれのアイデアについて、紹介していきます。
1.手の届く場所に掃除グッズを置く
掃除を楽にするためのコツは、隙間時間にこまめに掃除することです。汚れやホコリ見つけたときに、都度掃除をすれば掃除を効率化できるでしょう。マメに掃除するためには、モップやカーペットローラーを手の届く場所においておくとよいでしょう。
汚れが気になったときにモップやクリーナーがなけれな、そのまま忘れてしまうかもしれません。気づいたときにサッと掃除できるように、各部屋に置くなど使いやすい場所に置きましょう。
2.便利な掃除グッズを活用する
便利な掃除グッズを利用する方法も、掃除の効率化にはオススメです。掃除を効率化する代表的な掃除グッズと言えば、お掃除ロボットです。外出中でもスマホと連動して掃除ができるため、掃除機をかける手間を大幅に減らせるでしょう。
ハンディクリーナーも、おすすめのお掃除グッズです。従来の掃除機のようにコードがなく、持ち運びがしやすいため手軽に使えます。汚れが気になったらサッと掃除機をかけられるため、隙間時間を使って効率良く掃除ができるようになるでしょう。
3.掃除しやすい収納方法を意識する
掃除しやすい収納を意識することも、掃除の効率化に繋がります。ものがきっちり収納されていたり、動線を考えた家具の配置になっていたりする家は掃除がしやすいです。収納のポイントはスペースを作ることを心がけましょう。収納スペースに余裕があれば出し入れがしやすく、部屋がちらかりにくくなります。
水回りの収納では、浮かせる収納を心がけるとよいでしょう。洗面台やキッチン、お風呂などはものが多いため、散らかってしまいがちです。壁にかけて収納することで散らかることを防げるほか、水切れを良くする効果もあります。収納しやすい環境を整えることで、掃除がしやすくなります。
4.子どもと一緒に掃除する
掃除を楽にするためには、家族のサポートは不可欠と言えます。子育て世帯であれば、こどもと一緒に掃除するようにしましょう。一緒に掃除することで、どこがどのように風に汚れて、また綺麗にすることの大変さがわかります。
自分のものは自分で片づけて、手を洗ったあとは一緒に洗面台の水しぶきを拭くことで掃除の大変さがわかります。子どもも含めた家族全員で掃除をすることで、効率良く掃除ができるでしょう。
子育て世帯の家事│洗濯を効率化する4つのアイデア
洗濯は洗って干して、たたんでしまうなど、工程が多い家事です。子育て世帯であれば汚れものが多く、洗濯の負担も多いでしょう。洗濯を効率化させるには、下記の4つのアイデアがあります。
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タイマー機能を活用する
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脱衣のタイミングで服を仕分ける
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洗濯ものはあえてたたまない
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使い勝手のよい洗剤や洗濯グッズを活用する
それぞれの内容について、解説していきます。
タイマー機能を活用する
洗濯機のタイマー機能を活用することで、洗濯の効率化が図れます。朝の起床時間に合わせてセットしておけば、寝ている時間に洗濯してくれます。起きたときには洗濯物を干せばよいため、洗濯の時間を短縮できるでしょう。タイマー機能がない洗濯機の場合でも、洗濯中の待ち時間にほかの家事を行うことで、時間を無駄にしません。
脱衣のタイミングで服を仕分ける
洗濯物は、脱ぐと同時に仕分けることで手間が省けます。脱いだ服はとりあえず大きなかごに入れて、洗う前に仕分けている方も多いのではないでしょうか。小さめのかごを複数用意して、家族にも協力してもらって脱衣のタイミングで仕分けをすれば、手間を省略できます。
仕分け方は、汚れのひどいもの・あまり汚れていないもの・靴下や下着などの小さいもの・ニットなどのデリケートなもの、といったざっくりで問題ありません。仕分けしやすいようにかごにラベルを貼っておけば、子どもでも間違えないでしょう。
洗濯物はあえてたたまない
洗濯が億劫に感じる理由の一つに工程の多さがありますが、なかでもたたんで収納する手間に負担を感じる方も多いでしょう。洗い終わって干した洗濯物を、あえてたたまないことで効率が図れます。たとえば、靴下や下着などの小物は丸めて収納してみましょう。
ワイシャツやTシャツなどのようなハンガー干しができる服は、そのままクローゼットにかけて収納するとよいでしょう。パジャマやフリースなどシワが気にならない服は、カゴにそのまま入れて保管する方法もあります。このように洗濯物を畳む手間を省くことで、洗濯の効率化ができます。
使い勝手のよい洗剤や洗濯グッズを活用する
洗濯グッズを見直すことで、効率化が図れる場合もあります。たとえば洗濯用洗剤をジェルボールタイプに変更する方法があります。従来の洗濯用洗剤では計量する手間だけでなく、うっかりこぼしてしまうなどのアクシデントが発生する場合もあるでしょう。ジェルボールであれば計量の手間もなく、こぼす心配や詰め替えの必要もありません。
洗濯物を干す際には、ひっぱるだけで取れるピンチハンガーがおすすめです。洗濯ばさみを外す手間がないため、取り込みの時間を短縮できます。使い勝手の良い洗濯グッズを導入すれば、コストをかけずに効率化に成功します。
子育て中の家事を間取りで効率化!5つのポイント
子育て世帯にとって、家事をいかに効率良く行うかはとても重要です。ここまで紹介してきた家事を効率化するアイデア以外にも、間取りを工夫することで効率化が図れます。家事を効率良く行うための間取りのポイントは、次の5つです。
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キッチンから洗面室、浴室の移動がスムーズな間取りにする
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リビング収納を設ける
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ランドリールームを設ける
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玄関近くにファミリークローゼットやパントリーを設ける
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キッチンから出入りできる勝手口を設ける
それぞれのポイントについて、見ていきましょう。
1.キッチンから洗面室、浴室の移動がスムーズな間取りにする
家事を効率良くするための間取りを考えるさい、まずはキッチンから洗面所の動線を考えましょう。キッチンから洗面所、さらに浴室までの移動をスムーズに行えればさまざまな家事が効率良く行えます。たとえば夕食の片付けをしながら子どもの着替えを手伝ったり、食事中に子どもが汚した服を洗面所へ持って行ったりすることも可能です。
また幼稚園から帰ってきた子どもが、コップやお弁当箱はキッチンに、体操服や汚れたものは洗面所に持って行けます。キッチンから洗面室、浴室への移動をスムーズにすることで、さまざまな家事を同時に行えるようになるでしょう。
2.リビング収納を設ける
子どもが小さいうちは、リビングで過ごす時間が長くなるでしょう。そのため子どものおもちゃなどが散らかってしまい、片付けに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。リビング収納があれば、収納場所への動線が短くなります。
散らかったおもちゃはすぐに片づけられるほか、子どもが自主的に片づけやすくもなるでしょう。リビングに収納を作る際には、造作家具による壁面収納がおすすめです。部屋の雰囲気を損ねることなく収納を作れ、デッドスペースを活かした間取りができます。
3.ランドリールームを設ける
家事を効率良くするためには、ランドリールームの設置を検討しましょう。家事の中でも負担の大きい洗濯を楽にするためには、洗濯動線も重要です。洗濯動線とは洗濯機から物干し場、取り込んだ洗濯物を畳んでから収納するまでの動線を言います。
洗濯機から物干し場をできるだけ近くにすることで、ストレスなく往復できるでしょう。また洗濯物のアイロンがけや収納までをワンストップでできるランドリールームを設ければ、効率良く洗濯を完結させられます。
4.玄関近くにファミリークローゼットやパントリーを設ける
玄関の近くにファミリークローゼットやパントリーを設けることで、動線が良くなり家事の効率化が図れます。ファミリークローゼットとは家族の衣類を収納するクローゼットを言います。玄関の横にファミリークローゼットがあれば、帰宅後すぐに靴や傘、帽子やコートを収納でき、外出の準備も楽になるでしょう。
食料品と飲料水をまとめて保管できるパントリーも、重要です。ファミリークローゼットと合わせて玄関近くに設置すれば、買い物帰りの収納が楽になります。パントリーからキッチンまでの動線が近いと、料理の際も便利になるでしょう。
5.キッチンから出入りできる勝手口を設ける
キッチンから外に直接出入りできる勝手口も、あると便利です。食材などをたくさん買い込んだ場合でも直接運べるほか、生ごみや資源ごみをリビングを通らず外に出すことも可能です。結果的に、室内の汚れを抑えられ、ゴミ出しの動線も良くなります。
また、勝手口の近くの床は土間仕上げやタイル仕上げにしておけば、汚れがついたものも置きやすく便利に使えるでしょう。
子育て中の家事を効率化できる住まいづくりを目指そう
子育て世帯にとって家事の効率化は重要です。とくに家事の中でも負担が重たいのが、料理・掃除・洗濯ではないでしょうか。料理・掃除・洗濯を効率良くするためには、ぜひ本コラムの内容を参考にしてください。また、家事を効率化するためには間取りにも拘りましょう。
ランドリールームやファミリークローゼットと言ったユーティリティースペースを設けることで、家事動線を良くできます。また収納も適切な位置に設けることで、子どもが片づけやすい環境が作れます。
子育て世帯で、新築一戸建てを検討している方はぜひインゾーネにご相談ください。子育て世帯でも家事が楽になる間取りをご提案いたします。