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上田

2017年02月04日

「細かすぎて伝わらない」を考える

こんにちは!
工事部の上田です!

監理業務(現場の安全管理や工程管理、設計監理など)の中でもinZONEの住宅として、
設計図面通りかのチェックだけでなく、「図面では伝わらない部分」のチェックも
しっかり力入れています。
例えば、玄関の壁面縦張りのウッドパネル。

sadkfjh.jpg

実際作るとなると考えることは、パネルの断面は凹凸あるので天井と
突きつけ(ぶつかる)部分はパネルを縦で貼ると、天井に貼るクロスが
上手く納まらなくなるので、同じ材をひき割って横に見切る。
P2028825.JPG
玄関からホールへと曲がる出隅(角)の部分は、ホールの巾木が
ぶつかるので、巾木と同じ幅にひき割ったパネル材を巾木として使い、
巾木の厚み分出しています。

こちらは天井に掘り込まれたL字の間接照明。
実際に作ると天井下地にランバー合板で組んだ箱を固定するのですが、
ホールからリビング方向へ、L字の先端をどこまで伸ばすのが美しいか...
P1278643.JPG

階段上部へ上がる壁と天井の出隅(出合う)部分。
ここにクロスのジョイントとして見切り材が入るのでその部分と
L字間接照明の先端を合わせました。

P1278658.JPG

天井の構成も、間接照明と階段の間の部分=見切り材と階段の間となるよう
見切り材を取り付ける位置を決め、ランバーで作る箱や石膏ボードのことなど
mm単位で寸法を割り出しています。
これらを大工さんが建方作業終わった時には考え、天井下地と同じく組み、
お客様との配線立会時には何気なく出来上がっています。

...とまぁ何のことを言っているか分からないかもしれませんが、
仕上がると自然に見える細部も、ちゃんとどうしたら自然にかつ美しく見えるか、
剛性や材、今後の作業やお住まいになってからのことも含め、
「細かすぎて伝わらない」を考えています!


仕事の話は置いて、急にプライベートの話ですが、
休日に旭川や美瑛、富良野方面に行ったので気になったお店を。
ここは砂川にある「shiro」
三角屋根の白塗り外観とブラックの格子サッシが特徴的です。

IMG_1310.JPG
店内は1Fがカフェ、2FがPB商品の店舗になってます。
IMG_1314.JPG
内観。

IMG_1315.JPG
見上げて、アクセントあるトラスは古材利用?っぽく、コントラストあって
上手く空調や梁下に照明レールが隠れてます。手すりが華奢ですね

IMG_1312.JPG

美味しい焼きカレーと食後にコーヒー飲みました。
いや~いい休日ゆっくりしてました~
旭川行くにもそうでしたが、日々高速乗って融雪剤で車汚くなって
立会の時も、むむむと密かに気にしている上田です。
ではでは

AUTHOR

上田上田

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